
住宅のライフサイクルコスト
建設費、その後の保全費、修繕費、光熱費 最後に解体、廃棄するまでの「住宅の生涯」に要する費用を「ライフサイクルコスト」といいます。
建設費が安くても光熱費がかかる、建設費が高い高断熱住宅にしたのに解体費用がものすごく高い。
地球環境の保全のためにも「ライフサイクルコスト」は掛からないにこしたことはありません。
2025年 省エネルギー住宅が義務化されます
さらに2030年 段階的に基準が厳しくなります
国が考える省エネルギー住宅は地域の特性によって8区分に分けられます。当地 新潟県魚沼市はⅣ地域(入広瀬はⅢ地域)区分ごとに決められた省エネ基準値をクリアすることが義務になるのです。
以前から省エネ基準はありましたがクリアすれば金利が安くなる、補助金がもらえるなどのご褒美型基準であり義務ではありませんでした。
今回の改正で地域区分も変わり省エネ性能の計算方法も変わりエネルギー消費量も数値以内に収めることが求められます。エネルギー消費量が加わることで「ライフサイクルコスト」も検討しやすくなったと言えるでしょう。
「新築モデルプラン」冊子(PDFはこちら)のP25~ 省エネ基準について書いています。モデルプランの場合年間光熱費が約17万円 車の燃費が運転の仕方で変わるのと同様に計算した金額が必ず年間光熱費になるわけではありませんが目安にはなります。たとえば太陽光発電4kWを入れて電気代(年間¥125,000)を自前でまかない、余った電力を売電(たぶん年間7万円前後)くらいすると 光熱費ゼロのプランも成り立ちます(ZEH)。