概要

 

・令和2年竣工 長期優良住宅

・延実施工面積 約63坪  高床式3階建住宅  外張り断熱+付加断熱

・御家族構成 3人

・間取り構成 1階LDK 約64.87帖  1階寝室 約17.74帖  

       2階寝室1 約29.10帖 2階寝室2 約12.15帖 

       2階寝室3 約11.61帖 

 

・3階建、高床式の住宅です。高床式住宅の1階に玄関がある場合、多くは玄関の土間が道路と同じくらい低い位置になってしまい、大雨や洪水により道路にあふれた水が住宅の玄関土間に入り込む浸水被害が想定されますが、弊社の高床式住宅の1階に設ける玄関は、玄関外に二段(上記画像、右上の写真)、玄関内に二段(上記画像、左下の写真)と、合計60㎝ほど道路より高い位置となる為、浸水被害や吹雪や強風時の雪の吹込みにも対応可能です。

 また、高床式住宅はリビング等の住居部分や玄関までの階段の上り下りが大変で、将来、足腰が弱まったら…という不安要素が付き物ですが、此方の住宅は階段の上り下りサポートする介助用リフトを設けられる十分な空きスペースを確保できるように、玄関ホールを広めに設計しています。

 

・LDKは仕切りのない小上がりの和室とサンルームを除いて約24帖、冷暖房にはエアコンとペレットストーブ(上記画像、右上写真の黒い囲いに囲まれたストーブ)を使用します。冬季はペレットストーブの暖房能力を最大限活かせるように、LDK、サンルーム、小上がりの和室はワンルーム仕上げで、サンルームは冬場の洗濯物の乾きも促す為に、テレビを設置している壁面には天井付近に温風の通り穴(上記画像、右上写真の上辺り)を設けています。

 

・LDKに設置したキッチンは家事を効率よく行えるように、調理や食器洗いの度に移動する距離が短く済むように、Ⅱ型配列(上記画像、IHキッチンと流しが別々のキッチン)にしました。

 

・LDKのリビングに隣接した小上がりの和室(LDKの床から35㎝上がり)は小上がりの段差部分は引き出し式の造作収納を設けており(上記画像、左上写真)、35㎝という高さを生かした腰掛としても使用できます。

 また、小上がり和室には「パネルスクリーン」という、カーテンのような布製の目隠し(上記画像、下写真)を設けており、ペレットストーブの暖房を壁と扉で遮断する事なく、LDKとの目隠し、仕切りが可能です。

 

・各種部屋、箇所には可能な限り、収納スペース、収納棚を設けています。その他、玄関には、汚れたまま、濡れたままの靴を置く事が出来る収納棚(上記画像、左下写真の黒い棚板)を設置した土足利用が可能なシューズクローク(上記画像、左下写真)、階段下の空きスペースを利用したキッチン横の食品庫(上記画像、右下写真)等、空きスペースや用途に合わせた収納を設けています。

 

・3階廊下には簡易流し(上記画像。左上写真)を設け、各寝室には押入棚、収納棚、ウォークインクローゼットをそれぞれの間取り構成に合わせて設けています。間取りに余裕があり、大きな収納スペースが確保できる場合はウォークインクローゼット、ウォークインクローゼットより取り出しやすい押入型の収納等、その部屋に最適な収納形態は間取りによって変わってきますが、その部屋、その部屋にお住まいになる方に合うように、収納の在り方もご提案致します。