<M・O様邸耐震リフォーム概要>
「耐震診断」の御依頼を頂き 耐震補強までさせて頂きました
M・O様は建築当時の図面や施工写真をキチンと整理保管されておられ 築年数、高床部分の配筋状況、基礎の状態などスムーズに確認することが出来ました
平成2年に建築されており当時の基準上高床式2階建住宅で建築許可が降りていました(現在同程度の建物は高床式3階建て扱いです) 当時は耐力壁の配置バランスのチェックは無く M・O様邸も東面と南面に窓が多く耐力壁が少ない状況でした
現在の基準に合わせるまでの工事となると期間も費用もかかります 今回は耐力壁の配置バランスを整える補強工事を行うことになりました
施工前
南面の状況です
ベランダに面して窓が多く両側に筋交いがあるようですが 窓と窓の間に耐力壁を設けることになりました
外階段脇も耐力壁が無く上の階を支えるには耐力壁を新設、3階床を水平補強する必要がありました
施工後
耐力壁を新設し窓も断熱性能の高い窓に交換しました(エコポイント対象)
外階段脇も耐力壁を新設です
座敷の東側も広縁に面して耐力壁が少なく
立派な長押や廻り子を傷付けないように 開口部を耐力壁で充填補強する工法にしました
施工前 施工後
工事に併せて 段差があった敷居を撤去し段差解消も行いました